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文月・祇園祭

文月の歳時記 (祇園祭)

コンコンチキチン、コンチキチン…と町中を包む祇園囃子。7月の京都は祭一色です。

「祇園祭」は八坂神社のお祭りで、日本三大祭の一つ。その悠久の歴史、豪華さ、祭事が一ヶ月にもわたる規模の大きさでも広く知られ、京の町衆の祭として発達しました。

起源は、およそ1千年前日本全国の国の数の鉾66本をつくらせ、疫病退散のために祇園御霊会を行ったのがはじまりといわれています。

祭は7月1日の吉符入から31日の夏越祭まで続き、実に多彩な行事が催されます。都大路・小路に山鉾が建ち始めると祇園囃子にも熱が入り、賑わいは最高潮に…。

宵山7月14日〜16日

山鉾巡行が祭のハイライトならば、宵山はまさに夜のハイライト。夕刻から四条通などは歩行者天国となり、道路は人の波。各山鉾町では、山や鉾を豪華に飾り付け、駒形提灯に明かりがともされます。通りには屋台も連なり、笛や鉦で祇園囃子が奏でられ、「祇園祭」の風情は最高潮の時を迎えます。

山鉾巡行7月17日午前9時 長刀鉾から出発

五階建てのビルの高さほどもある山鉾が通りをゆく巡行は、まさに祭のハイライト。

山鉾は午前9時、四条烏丸を出発。巡行順を確認する「くじ改め」のあと、先頭をゆく長刀鉾の稚児が注連縄を太刀で切り落とす「注連縄切り」で巡行の幕が上がります。豪快な「辻廻し」は河原町四条、河原町御池、御池新町にて。数々の見せ場をつくり、コンコンチキチンの祇園囃子が夏空に響きます。

屏風祭7月14日〜16日
屏風祭山鉾町の旧家では表の格子をはずして、秘蔵の屏風などを飾りつけた座敷を開放する「屏風飾り」が行われます。
鉾建・山建7月10日〜14日
鉾建・山建この日から、鉾の組立が各鉾町で始まります。釘一本使わず、全て縄がらみの伝統技法で組み立てられます。
山鉾曳き初め7月12日〜14日
山鉾曳き初め山鉾の組立が完了すると、鉾は祇園囃子を奏でながら、町内の試し曳きが始まり、山も町内の人々によりかつがれます。
祇園祭 伝統芸能大会7月15日
祇園祭 伝統芸能大会「祭」を祝い境内の能舞台で催されます。今様歌舞楽・一絃琴・琵琶・狂言・地唄舞・筆曲・尺八・詩吟と多彩な演舞、音色が響きます。
石見神楽の奉納7月16日
石見神楽の奉納国の重要無形文化財に指定されている「石見神楽」がスサノオノミコトの八岐大蛇退治を笛・太鼓・鉦の賑やかな囃子で演じます。
神幸祭・還幸祭7月17日・24日
神幸際・還幸祭17日に八坂神社の神霊が遷された三基の神輿が、四条寺町の御旅所まで渡御します。24日には神輿が八坂神社へと戻ります。
花傘巡行7月24日午前10時〜
石見神楽の奉納花傘は、山鉾の古い形態を現代に再現したものです。巡行には四つの花街の綺麗どころをはじめ、六斎、祇園囃子の曳山などの行列が、京の町を練り歩きます。