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特別企画 きもの対談

きもの対談(京料理とりよね)

  1. きものプロデューサー座工房主宰ので森脩と、美味しい京料理ドットコムの女将が、織り成すコラボレーション企画です。

    伝統の京料理の技、おもてなしの極意まで、お店のみならず人間としての女将の魅力をきもの製作に懸ける感性豊かな表現力で引き出していきます。

    おもてなしの真髄

    とりよね女将・田中絹枝、きもの作家・森脩
    京料理とりよね庭園にて
    とりよね女将・田中純枝、きもの作家・森脩

    【森】 今日は、京都松尾大社のほとりにある京料理とりよねさんにお伺いいたしまして、女将の田中純枝氏にお話を伺っていきたいと思います。 よろしくお願いいたします。

    【女将】 よろしくお願いいたします。

    【森】 早速ですが、大勢のお客様をおもてなしされる心得やお料理を出すタイミング等、とりよねさんとしての秘訣を教えていただけませんか。

    【女将】 お客様がお見えになってごゆっくりしていただき、一息つかれてからお料理をお勧めしています。 また、お酒が進んでおられるお客様は、比較的お食事のペースがゆっくりなので、お料理を出すタイミングは常に気をつけています。お飲みになられているお酒の種類によって、お料理の内容も変えていっていますので、逐一、板場の方へ連絡を入れています。

    【森】 お客様への配慮ですね。

    【女将】 そうですね。お越しいただいて、満足していただけることだけを考えています。そのためには、お客様の要望には必ず応えるようにしていますね。

    とりよね女将・田中絹枝
    とりよね女将・田中純枝

    【森】 私はお酒が大好きなものでお酒のことでいうと、お酒の注文でも冷や燗、常温で飲みたいとか色々いわれますよね。そういったときのお料理のお勧めとかはどうされているんですか。

    【女将】 専務が効き酒師で、お客様が飲まれるお酒にあったお料理や飲む温度、グラス等まで考えて提案しています。 タイミングを間違えたりグラスやお猪口を間違えたりすると、怒られるんですよ。

    【森】 日本酒のソムリエですね。それだけこだわりを持っておられるのは、さすがですね

    【女将】 食材にもこだわり、特に野菜は栄養価やバランスを考えてお出ししています。また、調理に使う油もスーパーキャノーラ油という身体に優しいものを使用していますね。

    きもの作家・森脩
    きもの作家・森脩

    【森】 なるほど、さすがは老舗ですね。本当の素材を惜しみもなく使い、そのものの持つ良さを引き立てるんですね。それとこちらはお水も美味しいのではないですか。

    【女将】 そうですね。このあたりの松尾の水は、腐らないといわれているお水で、遠方の方もお水を汲みにこられていますね。

    【森】 そんなお水でお料理されているというが、またいいですね。きものも生地を染めるのに、いい水を使わないといい色が出ないんですよね。水の持っている生命力といいますか、輝きはシンプルですが、ごまかしが効かないんですよね。

    【女将】そうですね。(笑)

    【森】 また、お水の美味しいところはいい米が育ちますし、お酒も美味しいですね。お隣の松尾大社はお酒の神様ですものね。

    【女将】 先生は本当にお酒が好きですね。(笑)