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きものプロデューサー座工房主宰ので森脩と、美味しい京料理ドットコムの女将が、織り成すコラボレーション企画です。
伝統の京料理の技、おもてなしの極意まで、お店のみならず人間としての女将の魅力をきもの製作に懸ける感性豊かな表現力で引き出していきます。

京料理とりよね庭園にて
とりよね女将・田中純枝、きもの作家・森脩
【森】 はい、生家が作り酒屋だったもので、お酒と共に生きてきました。でも親類が集まると私なんか飲めない方ですよ。(笑)
【女将】 そうなんですか。
【森】 仕事柄、各地に出張に行くわけですが、その時その場所の美味しいものを食べて、美味しいお酒を飲むことが楽しみですね。
【女将】 色々なところの美味しいものやお酒を食されて、いいお仕事ですね。
【森】 はい、でも一番はきものファンが増えてもらうことです。決して安いものではないので、ごまかしなく本当の素材をいい腕を持った職人に預け、作品を作り上げる。そしてお客様の目利きを仰ぎ、袖を通していただく。凄く時間がかかることですが、手を抜ける瞬間はありませんね。
【女将】 お料理も同じことがいえますね。

きもの作家・森脩
【森】 そういうと、女将さんも料理のプロデューサーですよね。私も私自身がきものを染めたり帯を織ったりしているのではなく、私の思いを職人さんたちに伝え、形にしています。そしてそれをコーディネートして、お客さんに提案することをしています。
【女将】 先生の工房は、室町にあるので今から始まる祇園祭で賑やかですよね。
【森】 そうですね。私の工房は室町といっても押小路釜座ですので山鉾町からいうと外れるのですが、街の雰囲気は賑やかですよ。
【女将】 私も出身が室町界隈なので、祇園祭の時期は毎日夜に行くことを楽しみにしていました。 ですから、松尾に嫁いできても年一回はお囃子を聞かないと落ち着かないです。

とりよね女将・田中純枝
【森】 祇園祭というと私は、日本にありながら西洋やペルシャから伝わってきた香りがするお祭りだなっと、思っています。
【女将】 装飾品が凄いですね。動く美術館といわれていますものね。
【森】 昔の町衆の力は凄かったんですね。あれだけ物もを競ってお祭りに取り入れた財力ははかりしれないですね。
【女将】そうですね。(笑)
【森】 とりよねさんはこの祇園祭の時期にこだわっておられる食材等はあるんですか。
【女将】はい、鱧、鮎ですね。 鮎は、保津川で獲れた天然の鮎を中心に使います。お店の生簀で泥を吐かせてから調理しています。